怒ったって、伝わらない。怒られる側がお願いしたいこと

私はよく怒られる子だった。不注意で、ドジで、ばかな子供だった。怒られてもどこが悪いかよくわからず、なにかしたら怒られるんじゃないか、と思い、怒られることが怖くて、たまに嘘をついてさらに怒られたりしていた。怒る人の気持ちがわからなかった。しかし、ある日、「怒りは第二次感情だ」という言葉を発見して感銘をうけた。そうか、私は親を怒らせていたのではなく、心配させていたんだな、とすとんと心に落ちた。

私自身は、どんなに理不尽だと思っても怒らない。怒っても意味がないからだ。怒っている人にはだれも共感できない。「伝える」ツールにしては効率が悪すぎる。もしも、すぐに怒ってしまう人がいたら言いたい。あなたを怒らせているのは、相手ではなく、自分自身の中にある「こうあるべき」という期待だ。もしも怒りそうになったら「なにを期待していたのにこうされて悲しかった」と冷静に伝えてほしい。怒るだけでは伝わらない。